だから分かる、その気持ち
鈴木 豪(すずき ごう)
経 歴
- 経 歴:信州大学教育学部卒業
- 競 技 歴:陸上競技:中学~(継続中)
専門種目:長距離走(3000m~ハーフマラソン) - 生涯指導歴:4年 400人超 3,000レッスン超(2024年1月現在)
- 指導内容 :
【走り方(徒競走・短距離走・長距離走共通)】
フォーム改善、瞬発力・敏捷性強化、スタート動作、カーブの走り方
【運動遊び】
走ることを中心に据えたゲーム的内容をキンダークラスを中心にご提供
【長距離走】(冬のコーチクラス・通年パーソナルレッスン)
・運動不足改善のためのジョギング→辛くならない・嫌いにならないを目標に
・学校の持久走対策→通われている学校のご事情に合わせて
・競技会出場へ向けた練習→心肺機能の改善・筋持久力の向上、経済性の改善、それらの改善に適した負荷の算出
【リレー】(冬~春のコーチクラスを中心に適宜)
バトンを渡す側、バトンをもらう側双方のコツ
【その他陸上競技】
ハードル、競歩、跳躍、投擲いずれもルールや、基本的な動作に関する指導とそのためのトレーニング対応可 - 資 格:
日本陸上競技連盟 公認審判員B級
日本陸上競技連盟 公認ジュニアコーチ
日本スポーツ協会 公認スポーツリーダー
日本スポーツ協会 公認陸上競技コーチ
小学校教諭一種免許状
中学校教諭一種免許状(社会科)
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▼ 指導への想いはこちらをご覧ください ▼
走ることに限らずスポーツ全般が苦手な子どもでした
私自身は小学生の時、足が遅い方でした。中高生の頃も短距離走は速くなかったです。小学校~高校まで運動会や体育祭のリレーの選手に選ばれたことはありません。徒競走で1着になったことはありませんでした。
むしろ運動全般が苦手で体育は嫌いな教科でした。両親は、特に泳げないことを心配して小学2年からスイミングスクールに通うことになりました。小学6年まで通い続けた結果、四泳法すべて泳げるようになりました。しかし、今日の私を形作る上でもっと重要な変化はほかにありました。
持久力が向上してスポーツ全体への苦手意識も和らぎました
小学校低学年の頃は、他の運動と同様に持久走も当然苦手でした。箱根駅伝の中継をみて、「なぜあんな苦しそうなことをしているのだろう」と疑問を持ったことを覚えています。小学校の行事として毎年11月頃に持久走大会があり、3年生までは、具体的に何位だったか思い出せないほど後ろの順位でした。しかし、スイミングスクールに通い続けるうちに心肺機能が強化されていました。4年生の時の持久走大会では上位に入賞できました。客観的に考えれば相変わらず、徒競走を含め、多くのスポーツは苦手なままです。しかし、私自身のスポーツへの苦手意識は和らいだ、と今になって考えると、そう思います。
中学で陸上競技を始めて、高校、大学、現在も
4年生以降もどんどん上達したので、持久走がおもしろくなっていきました。中学生になり、陸上競技部に入って、長距離走に取り組みました。中学1年生の頃は、サッカー部や野球部の生徒に勝てませんでしたが、部活動での練習に励んで、中学3年生になる頃には学年トップの持久力を身に着けていました。
中学で陸上競技を始めたとき、高校でも続けようという考えは持っていなかったと思います。しかし、中学の部活を引退する頃、部活動を通して充実した日々を過ごすことができたことから、高校でも続けたいと思うようになっていました。そして、高校の陸上競技部に入部する以前から大学でも競技を続けたいと思っていました。今でもトレーニングをして、競技会に挑戦し続けています。
運動が苦手だったはずなのに、大人になっても競技を続け、その上、生徒に走り方を指導する立場になりました。人生何があるか分かりません。
水泳はスイミングスクールで習うことができた
しかし、走り方を教えてくれる人はいなかった
陸上競技を続けていくなかで、幼い頃に誰かが走り方を教えてくれれば、あの時もっといい記録を出せたのではないか、そんな風に思うことがあります。私が所属した陸上競技部では、顧問の先生はいましたが、監督やコーチといった指導者はいませんでした。たくさん走り込んで、心肺機能を発達させる練習は専門の指導者がいなくても実践することができました。一方で、長距離走であっても、体力を無駄遣いしないための効率の良い走り方をしなくてはなりません。私はついに、そういったものを学ぶ機会を得ることができず、また、当時の私はそういった能力が必要だという発想を持つこともできていませんでした。
大学以降になって勉強して、どのように身体を動かせばいいか、どういった練習が必要か、などを知ることができましたが、後になって学んでも小学生だった時間も、中学生だった時間も、高校生だった時間も、もう帰ってくることはありません。陸上競技に限らず、多くのスポーツは走運動を伴います。私自身の後悔から、走り方を人から習う機会の必要性を強く感じます。
スイミングスクールは街で良く見かけますが、走り方を教えてくれる教室はどれくらいあるでしょう?一般的に広まっているとは言えません。私たちの活動を通して、走り方を人から習うというスポーツの一つの在り方を浸透させていきたいです。
私のレッスンプラン、生徒に身に着けてもらいたい力
スポーツ分野の学問を修めた方なら、誰しも理想的な走運動、身体の使い方に関する知識をお持ちかと思います。子どもに対するレッスンでは、それをどう伝えるかが大事です。大人と同じようには考えていないどころか、思いもよらない考え方を持っている場合もあります。教育学部で培った知識と現場での経験を活かして、一人一人に分かってもらえる表現をすることを心掛けています。
走り方のコツと一口に言っても、その要素は多岐にわたります。一つ一つレッスンのなかで紹介して行きますが、全てを一編に取り入れて走ることは、まずできません。生徒自身が1つだけ意識することを決めて走る、つまり考えて走ることを中心に指導しています。学業だけでなく、スポーツでも頭を使うことが大切です。遺伝や、いわゆる運動神経だけが、身体能力を支配しているわけではありません。
私自身の競技は長距離走であるため、短距離走の走り方は、指導を初めてから勉強したところもあります。新しい発見も多く、私自身の長距離走のパフォーマンスも改善することができました。すでに持っている考え方にとらわれず、最新の知識を取り入れながら指導に活かしていきます。生徒との関わりのなかでの発見も多く、私自身学びの連続です。
生徒にはレッスンを通して、走り方が上達するだけでなく、「走ることが苦手でなくなったからサッカーがやりたくなった」、「走る練習のなかでジャンプが得意なことが分かったから走幅跳に挑戦したい」、などの新しい目標を見つけてもらいたいです。スポーツとは関係ない形でも、その後の道を切り拓くための頭の使い方や心構えを身に着けてもらいたいです。
走り方に止まらず
非認知能力を培うレッスンを
鈴木 豪
非認知能力を培うレッスンを
鈴木 豪
担当クラス | ●TEAM:千駄ヶ谷クラス/目黒クラス/代々木クラス ●パーソナルレッスン |
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